挿絵自作の話をしていたら、「オレ低スペックだけどできるかな?」って人がいて……
動作環境は気になるところだな。3Dキャラクター作成の術とか、お絵かきの術とか、わりとハイスペックなイメージがあるが、そうでもないぞ
良かった! 三郎君に教えてあげます!
若か……。ちょっと心配になってきたな
要約
このサイトでおこなっている「無料・簡単・短時間」ラノベ挿絵自作について、動作環境の検証を示しましす。
結果、VRoid Studioさえ動けば何とかなることがわかります。さらにVRoidもけっこう低スペックPCで動きます。これが有料ソフトだと購入前にしっかり動作環境に気をつかう必要がありますが、フリーなのでとりあえずインストールして試してみればよいかと思います。
↓openCanvasを無料で手に入れる話はこちら(タブレット購入にはお金かかるけど)
動作環境と「無料」の関係
このサイトは初心者でも「無料・簡単・短時間」を目指しています。
ここで「無料」とは「普通の環境であれば、追加でお金を使う必要なし」程度の意味です。
さすがにPCもスマホもないよ、というのであればどうしようもないので、まずどうにかして入手してください。また、ネット環境アリも前提としています。お手軽Web版AI画像生成サービスを利用するのにも、便利なフリーペイントツールをゲットするのにもネットは必須です。
ハイスペックなPCが必要だと「無料・簡単・短時間」から外れるので、これに関しては低スペックパソコンで検証済みです。……検証も何も、使っているPCがボロいだけですけど。
検証に用いたPCスペック
このサイトを立ち上げた直後に使用していたPCスペックは以下のとおりです。
モデル | 富士通 ノートPC A561 |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel(R) Core(TM) i3-2350M CPU @ 2.30GHz 2.30 GHz |
メモリ | 4.00 GB RAM |
グラフィック | Intel HD Graphics 520 |
ストレージ | 120GB SSD |
平たくいえば2020年10月に19,800円で買った中古ノートPCです。値段から考えてかなりロースペックなことがわかるかと思います。
スマホはAQUOS sense4なのでPCに比べればイマドキレベルかと思います。それでも最高級品ってわけではないです。
ネット環境はOCN光ですから悪くないと思ってます。
こんな調子なので、3Dキャラクター作成ソフト+AI画像生成に挑戦しようと思ったとき、まず最初の疑問が「どの程度のスペックが必要か?」でした。
各種ソフトの推奨スペック
3Dキャラクター制作ソフトVRoid Studio
なにしろ3Dキャラクター制作ソフトなわけですから、ある程度のスペックが要求されます。具体的にはVRoid Studioの動作環境に明記されています。
Windowsは以下のとおり。
OS | Windows 8.1 / 10 / 11 |
CPU | Intel Core i5 第6世代 以降 AMD Ryzen 5 第3世代 以降 |
メモリ | 8GB RAM |
グラフィック | Intel Iris Graphics 540 以上 |
ストレージ空き容量 | 10 GB 利用可能 |
Macは以下のとおり。
OS | macOS 11 2015年 以降発売モデル |
CPU | Intel Core i5 第6世代 以降 |
メモリ | 8GB RAM |
ストレージ空き容量 | 10 GB 利用可能 |
検証に用いたPCのスペックが推奨に満たないことがわかるかと思います。
ではどうだったかというと、モデル読み込みにも、撮影ウィンドウが開くのにもかなり時間がかかりました。それでも止まったことは一度もありません。ただし怖いので、お絵かきソフトとの併用は避けるようにしています。
AI画像生成サービスDream by WOMBO
Dream by WOMBOはネットなので全然問題なしです。スマホではアプリを使っていますが、やっぱりサクサク動いています。
フリーペイントツールFireAlpaca
恐ろしいことにFireAlpacaの動作環境は詳しく示されていません。ファイアアルパカHubにわずかにOSについて書かれている程度です。
Mac | OS X (10.7以降) |
Windows | Vista 以降 |
……Vistaとは。低スペックPCでも軽快動作を売りにしていますが、ここまでやりますか。FireAlpaca、相変わらず恐ろしい子。
その自信が示すとおり、FireAlpacaは低スペックPCでも何の問題もなく動いていました。ただし、初期に使っていたのであんまり複雑なことをしていなかった、ってのも事実です。
ペイントソフトopenCanvas 7
同じお絵かきソフトですがopenCanvasはもうちょっと要求スペックが厳しいです。
OS | Windows 7 以降 |
CPU | 86 compatible processor supporting SSE2 |
メモリ | 500 MB RAM(4 GB RAM 推奨) |
グラフィック | 1280×768 / True Color(1920×1080以上を推奨) |
グラフィックの項目にはモニター解像度が書かれていますので、ハイスペックなグラフィックカードとかは不要ってことですかね。そんなにハードルの高い性能が要求されているわけではありません。
が、しかしやっぱりやりようによっては重たくなり、実際に止まったことは何度かありました。具体的に言うと大きなサイズのパターンブラシを使ったときや、広い範囲にややこしいフィルタをかけたときです。イベント機能がONだったかもしれません。
他にはブロードバンドインターネット接続が必須です。アクティベーション(シリアルキーの認証)や、自動アップデートはネットでおこなうためです。
まとめ
このサイトでおこなっている「無料・簡単・短時間」ラノベ挿絵自作について、動作環境の検証を示しました。
結果、VRoid Studioさえ動けば何とかなることがわかりました。さらにVRoidもけっこう低スペックPCで動きます。これが有料ソフトだと購入前にしっかり動作環境に気をつかう必要がありますが、フリーなのでとりあえずインストールして試してみればよいかと思います。
さらにVRoidにはVRoid MobileもあるのでPCがボロくてもワンチャンあります。PC持ってないよって場合にもなんとかなるかと思います。
ということで、まずはインストール! ともかく遊んでみてください。