この拳にすべてかける!

504effect_punch_00eyecatch画像加工
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サスケ
サスケ

今回は打撃を派手に見せる効果を伝授しよう。魔法を使って拳が光ってるやつ

ミノ子
ミノ子

……私のラノベは恋愛ものですよ? 魔法も打撃も出てこないんですけど!

サスケ
サスケ

安心しろ。魔法を使ってない効果も教えるから

ミノ子
ミノ子

……人の話聞かないし

要約

打撃の効果として、拳から放射状の光が出る画像加工を紹介します。

今回の加工は、①拳を移動方向にぼかす、②放射状の光を出す、③キャラクターと背景に陰影をつける、という三工程でおこないます。いつも通り使うソフトはopenCanvasです。

線を描く必要いっさいなし、マウスのみで十分。所要時間は①~③全部で十分くらい。ともかく簡単に短時間で派手な印象を得られるので、ぜひ試していただければと思います。

↓輝く拳つながりでこんなのもありますよ

↓openCanvasを無料で手に入れる話はこちら(タブレット購入にはお金かかるけど)

画像加工の方法

①拳をぼかす

まず、いつものようにキャラクターと背景を合成します。

504effect_punch_01start
拳にかける – 合成

今回のモデルはブラックミノ子。軽装で服の状態をあまり気にしなくて良いから、特にお気に入りです。本筋からズレるのでツノとか羽根とかは無しの方向で。

ポーズはVroid Studioの男性アニメーションからパンチ。ちょうど拳を突きだしたところで停止して撮影しました。背景は洞窟っぽい画像をDream by WOMBOにお願いしてAI画像生成してもらいました。

選択ツールから、四角選択ツールを選びます。画像にあわせて、丸や多角形など使いやすいものであればなんでもOK。

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拳にかける – 前腕の選択

手首からひじにかけてをぼかすために、部分選択します。

動いてる感を出したいのでいつもの「ぼかし(ガウス)」ではなく「ぼかし(移動)」を使います。メニューの「フィルタ」⇒「ぼかし・シャープ」⇒「ぼかし(移動)」です。

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拳にかける – 前腕をぼかす

「ぼかし(移動)」ウィンドウが出てるので、「角度」と「量」を調整してぼかします。「角度」はプレビューを使うと一目瞭然。「量」に関しては、前腕はもう一度ぼかすので抑え目にします。

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拳にかける – 腕全体の選択

前腕がいい感じにぼけたら次は腕全体。同じ要領で選択してぼかします。

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拳にかける – 腕全体をぼかす

①拳をぼかす工程の完成です。拳からヒジにかけてが大きくぼやかされ、二の腕が少しぼやかされました。移動(ぼかし)なので、前後に動いてる感が出ているかと思います。

しかし、……地味だ。ぼかし(移動)で体全体をぼかしても良いのですが、キャラクターが不鮮明になるのが玉にキズです。ちょっとさみしいなー、と思ったらそれもアリですけど。

②拳から放射状の光を出す

お次は拳を光らせます。これは派手ですよ。……さっきの工程がわからなくなるほど。

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拳にかける – 新規レイヤー作成

まずは新規レイヤーを作成。塗りつぶしから円を選択します。色は白。

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拳にかける – 円を描く

拳のあたりに円を描きます。この円から放射状に光を出すわけですよ。

次はペンを選んで、線を描きます。ここではサイズを「15」にしていますが、お好みで適当に。

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拳にかける – 線を描く

円の中心のあたりから、放射状に線を引きます。重ねることで、束の太さに変化が出るようにしています。適当に隙間があいてた方がそれっぽいと思ってるんですが、どうですかね。

しっかり線を描いたらぼかします。メニューから「フィルタ」⇒「ぼかし・シャープ」⇒「ぼかし(ガウス)」です。

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拳にかける – 線をぼかす

「ぼかし(ガウス)」ウィンドウで、「量」を調整して線をぼかします。これまたどの程度ぼかすかは好みの問題です。中心の円と、放射状の線を別のレイヤーで作っておいて、ぼかし具合を変えるのも良いかと思います。

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拳にかける – 透過度調整

完全に向こうが見えないとイマイチなので、レイヤーの透過度をいじります。これで拳がうっすら見えて、拳から光が出てる感を表現できたかと思います。ということで②拳から放射状の光を出す、工程も完了です。

③キャラクターと背景に明暗をつける

最後は明暗をつけます。このままでもいいかもですけど、明暗をつけることで拳が光ってる感をより強く出せるかと思います。

まずはキャラクター。より光ってる感を出すために、照明を強く当てて明暗をつけます。

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拳にかける – 照明

メニューから「フィルタ」⇒「描画」⇒「照明」を選択します。

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拳にかける – 照明調整

「照明」ウィンドウで光の具合を調整します。基本は赤枠内で位置をいい感じにして、イマイチだったら、「強さ」や「範囲」もいじります。

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拳にかける – 背景選択

いい感じにキャラクターを光らせたら完了です。顔を見せたいと思うと、突きだした手が白トビする。なかなかセンスが必要な作業ですが、センスがないからしょうがない。

キャラクターの次は背景です。こちらは暗くしたい。左側サイドバーから「グラデーション」を選び、中心が透明、外周が選択カラーの状態にします。

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拳にかける – グラデーションドラッグ

……白状するとグラデーションツールの使い方がイマイチわかっていません。

水平、垂直方向に引っ張るとその方向に細長い楕円ができます。斜めに引っ張ると円になるっぽい。引っ張る長さで範囲を調整。ここらへんは実際にやってみて、感覚をつかむのが早いかと思います。

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拳にかける – 背景グラデーション

背景がいい感じに暗くなったら完成です。何度かトライアンドエラーを繰り返して、場合によっては別レイヤーでグラデーションを描いて透明度調整とかですかね。

これで全ての工程完了です。おつかれさまでした。

実際にこの画像加工を使った挿絵としては、例えば以下があります。

魔法都市カディンギルの追憶 ~アメイジア帰還計画発動~
「3-10 生意気な子供」
https://ncode.syosetu.com/n4503hx/37/

まとめ

このページでは打撃の効果として、拳から放射状の光が出る画像加工を紹介しました。

加工は、①拳を移動方向にぼかす、②放射状の光を出す、③キャラクターと背景に陰影をつける、という三工程でおこないました。

線を描く必要いっさいなし、マウスのみで十分。所要時間は①~③全部で十分くらい。ともかく簡単に短時間で派手な印象を得られるので、ぜひ試していただければと思います。

↓派手な画像効果といえば爆発は外せませんよね。

↓画像加工全般については以下をご参照ください。

↓服のアレンジが気になるかたはこちら。