そこのけそこのけPixAIリアルタイム生成が通る
だんだん変人が行き過ぎてコミュニケーション取るのが難しくなってきたような……
今回は嬉し恥ずかし、自筆イラスト多めだ
恥ずかしいのは納得として、嬉しいんですか!?
要約
PixAI.artに追加された新機能「リアルタイム生成」で遊んでみます。元絵から数秒でAIイラストを生成してくれる面白機能です。今のところβ版ではクレジット消費なしなのも魅力。構図的にも「正面」、「右から」、「左から」くらいなら、元絵だけでも制御できるっぽいことを確認しました。
はじめに
PixAI.artに新機能「リアルタイム生成」が追加されました! リアルタイムでAIイラスト? どういうこと? ということで早速遊んでみました! ……遊んだのはわりと早かったんですけど、トラブルがあって更新が遅れました。残念!
↓更新が遅れた理由のひとつは、「Anything V5」他の商業利用NGに気づいたからです。
↓まだまだ進化を続けるPixAI.artのまとめ記事はこちら。
リアルタイムでAIイラスト生成!
リアルタイム生成の遊び方
PixAI.artのトップ画面にアクセスすると何やら見慣れない項目が……、なんていうのは、もうお約束のパターンですね。
今回の新機能は「リアルタイム生成」で(左側図)、リアルタイム生成画面は右側図のようになっています。上の方にプロンプトを書くところがあって、左の方に絵を描くところがあって、右の方にAIイラストが生成されます。ちなみに普通の生成画面からもリアルタイム生成画面に行けます。
それでは早速書いてみますかね。プロンプトはデフォルトの「masterpiece, high quality, 1girl」でStrengthもデフォルトの「0.75」です。女の子を描いて、イイ感じのAIイラストに変換してもらいたい。
①輪郭を描いた状態ではメガネが出てきました。②目と口を追加すると、丸の中に女の子が登場。髪の毛を描くとそれっぽい感じに変化して、やっと輪郭と目と口が認識されたっぽい。④全身を描いたところで手も出てきました。
描くのをちょっとやめると、数秒かかってAIイラストが更新される感じです。ご覧の通り自筆イラストの名残はまったくありません。髪の毛の具合で、右側から見たところと判断されたみたいですけど、そのくらいしか元絵の雰囲気はないです。
リアルタイム生成は面白いけど、元絵でAIイラストを制御できないなら使いどころが難しい。ということでStrengthをいじって、元絵の雰囲気を残せるか? を確認したいと思います。
Strengthの変化
先ほどの元絵、プロンプトはそのままに、上の方にあるStrengthを変化させてAIイラストへの影響を見てみます。
Strength「0.50」だとかなり元絵に近いです。線のふらつきをイイ感じに編集してくれて、髪の毛のあたりとかのぎこちない雰囲気が滑らかになっています。素人っぽさを残して4コマ漫画とかを描きたい場合に便利な予感。同じ用途には「0.65」も良さげ。
Strength「0.67」、「0.69」あたりでAIイラストのオリジナリティが発揮され出します。よく言えばかわいくなりますが、元絵からはかけ離れます。手が羽根?になる辺りなんかは秀逸。どうしても帽子をかぶせたいみたいなんですけど、どうしてなんですかね?
Strength「0.70」はもはや完璧に別モノ。「0.69」の構図を保ちつつ、元絵の雰囲気は完全に消え去ります。間に何があったんだ? って気になりますけど、そういうもんなんでしょう。右からの構図なのが唯一の共通点です。
おそらく元絵によってStrengthの影響は変わりそうな予感。それにしたって、元絵の構図をどの程度残してくれるのかが気になります。あわよくばポーズとか再現してもらえるとありがたい。……ここまでの検証で絶望が見えていますけど。
構図制御に挑戦
多少なりとも構図は制御したい、という淡い期待を抱きつつ、「正面」、「右から」、「左から」、「全身」の4つに挑みます。
今度はお馴染みの死神風装束を再現するべく、プロンプトを「smile, black short hair, white robe」に変更。Strengthは「0.75」固定です。髪の毛をちゃんと塗ったら帽子じゃなくなるかも? と思って塗りつぶし作戦にも挑戦。
「正面」、「右から」、「左から」くらいの構図は制御できるっぽいです。ただし「全身」には失敗。顔の大きさ的にはそこまでズレてないので等身がダメだった? 手を突き出す、挙げる、などの指定も難しいみたいです。……髪の毛塗りつぶしもやっぱり帽子だと思われてるし。
まだだ! まだ終わらんのだよ! ラストはプロンプトを「smile, black short hair, white robe」+作風プロンプトに変更して、リアルタイム生成リクエスト!
絵柄はしっかり変わりましたけど、まあ同じ結果ですよね。「正面」、「右から」、「左から」はできるけど、「全身」はダメ。さっきもそうでしたけど「右から」だけ帽子なしなのがナゾです。ほぼ「左から」と同じなのに。
と、ここまでやって、作風プロンプトありなしで、同じ構図絵柄違いなのは当たり前ですよね。なんですけど、どうやらたまには違うみたいです。
たまたまやってて気づいたんですけど、髪の毛を半分描かないと作風プロンプトなしではバストアップ画像で、作風プロンプトありだと全身像に近くなりました。だからどうしたってこともないんですけど、かなり繊細な機能なのかもしれません。
元絵だけでの構図制御は難しいですけど、プロンプトと組み合わせればそこそこ行けそうな感じです。……え? だったら普通に生成しても同じだって? いやいや、今のところβ版なのでクレジット消費なしなのですよ。面白いので遊んでみることをお勧めします!
まとめ
PixAI.artに追加された新機能「リアルタイム生成」で遊んでみました。元絵から数秒でAIイラストを生成してくれる面白機能です。今のところβ版ではクレジット消費なしなのも魅力。構図的にも「正面」、「右から」、「左から」くらなら、元絵だけでも制御できるっぽいことを確認しました。
↓あまりの下手さ加減が嫌になって、すぐにリベンジしました!
↓AIイラストメーカー比較では、PixAI.art進化による追加機能の数々が強みとなりました。
↓「リアルタイム生成」も面白いんですけど、棒人形制御とかキボンヌ。
↓Strengthを落としたAIイラスト化で素人絵柄の4コマも面白いかも。