LoRAがPixAIで使えるようになった! AI画像生成の追加学習方法のひとつだな
えぇ!? それってまさかオリジナルキャラを学習してもらえるってことですか?
……とか思ったんだけど、そこまでではないらしい。登録済みのキャラクターで、より遊びやすくなった、的な?
ふむふむ。……それにしたって面白そうなものはやっぱり遊びたくなりますね
要約
このページではPixAI.artの新機能LoRAで遊んでみます。LoRA自体は追加学習ですけど、オリジナルキャラを学習してもらえるわけではない点に注意。
将来的にオリジナルキャラを追加学習してもらった、というていで任意のポーズを取ってもらうべく試しています。OpenPose(棒人形)とHED(輪郭抽出)を使いますが、やっぱり得手不得手があるみたいです。
はじめに
PixAI.artはずいぶん勤勉で、またしても新たな機能が追加されました。ついこのあいだのControlNet追加が2月23日でしたっけ? 8日間後に更新とは恐れ入ります。
追加されたのはLoRA。……なんじゃらほい? ということで調べてみると、これが夢にまでみた追加学習のひとつでした。なんですけど、オリジナルキャラの学習はできないっぽくて、有名どころをLoRAで追加しました、みたいな感じのようです。
なーんだ、じゃあこのサイトには関係ないじゃん。そう思い、とりあえずつぶやいて終わりにしようと思ったのですが、なんか気になる。
後日、すごい環境を整えて自分で追加学習をしたり、はたまた貧乏人でも追加学習してもらえるようなサービスが登場したときの、予行演習になるのでは……?
ということで試してみましたよ。
ちなみにPixAI.artで遊んだ紆余曲折は以下のとおりです。
↓始め方と基本的な遊び方について
↓他のかたのプロンプトを参考にする方法について
↓権利関係について
↓ControlNetの基本的な遊び方と「Strength」について
↓特にCanny(線画抽出)について
↓追加されたMethodを色々試した結果
それぞれ参考にしていただけると、さらに理解が深まるかと思います。
素晴らしき追加学習の世界
LoRAって何よ?
まあ簡単に言うとイイ感じの勉強法らしいですよ?
オリジナルキャラを従来一般の方法で追加学習してもらう場合、ハイスペックがPC必要で、時間がかかって、かなり大変だったらしいです。それがLoRAなら比較的低スペックPCで、短時間で、簡単にできるのだとか。
従来の勉強法が高い授業料払って長いこと英会話教室に通うのだとすると、LoRAは聞きながすだけ英会話みたいなもの? バカでもできて、時間かからなくて、ラクチン、みたいな。知らんけど。そんなすごいものがPixAI.artでできるようになった?
というあたりまで調べて、勝手に理解した気になって、狂喜乱舞しましたよ。だって、追加学習してもらえるってことだと勘違いしたから。
でも世の中そんなに甘くない。PixAI.artはLoRAで有名どころを追加学習したみたいで、それらのキャラクターをお手軽に使えますよ、ってことみたい。まあ、それだけでも十分すごいんだけどね。すごいついでに、将来を見据えて遊んでみました!
LoRAでOpenPose(棒人形)
では、LoRAでオリジナルキャラを追加学習してもらった! っというていで、任意のポーズをとってもらいます。
選んだのはLoRAリストの一番上「Yae Miko|Realistic Genshin」です。ギャラリーでもよく見かけるキャラ。人気あるんでしょうね。上記画像はLoRA比重が「0.7」でプロンプトは「smile」です。
あとで調べて分かったんですけど、ゲームのキャラクターなのでもともと3Dで動くっぽい。3Dと聞くとやけに親近感がわいてきます。それにしても不思議なことに、当サイトで出力した画像は全体的に幼いような……。性癖見破り機能も追加された?
ControlNetのOpenPoseでミノ子パンチの元画像を追加。棒人形をもとに生成されたのが右の画像です。ちゃんと棒人形のポーズを取ってくれていますし、キャラクターも最初の画像とだいたい同じです。
調子に乗って他のポーズも試しました。しかし残念ながらポーズは①は難しいらしく黒画面。ポーズ②はわりとちゃんと生成されたけど、ポーズ③も微妙な感じです。
ポーズ②は良いとしても、ポーズ③はやっぱり全然だった。
画像を元に棒人形を作るのではなく、棒人形を直接制御できると方法があると良いんだろうね。世の中にはあるっぽいので今度探してみます。
LoRAでHED(輪郭抽出)
しかし、まだだ! まだ諦めんのだよ!
棒人形がダメなら他のMethod。ということで結果がおそらく黒画面にならずしっかり出力されて、かつあんまり細かすぎないHED(輪郭抽出)で挑戦。
これはもうばっちり。しかしここまで輪郭がしっかりあって、元のキャラクターが出てくるのか? 心配だったので比重は「0.7」にしました。イザ、勝負!
こんなん出ましたけど。
まずポーズ①の再現性がスゴイ。たぶん体重移動の最中であろう不思議ポーズを、見事にフォローしてます。後ろの動物は何だろう、そういうのはもうどうでも良いほど感心しました。ポーズ②もなかなか。微妙な部分も多いけどパッと見イイ感じ。
問題はポーズ③だ。最初は足が三本になってしまったので、もうちょっと自由に書いてもらおうとして、ControlNetの比重を「0.5」に下げた。そしたらキックしてくれなくなった。やっぱりポーズごとに得手不得手があるっぽい。
まとめ
PixAI.artの新機能LoRAで遊んでみました。LoRA自体は追加学習ですけど、オリジナルキャラを学習してもらえるわけではない点に注意。
将来的にオリジナルキャラを追加学習してもらった、というていで任意のポーズを取ってもらうべく試しました。OpenPose(棒人形)とHED(輪郭抽出)を使いましたが、やっぱり得手不得手があります。
しかしお陰でよくわかりました。追加学習してもらえば、好きなキャラをわりと自由なポーズでAI画像生成してもらえそうな予感です。まあそうなるまでにはまだまだ時間がかかりそうですけど、気長に待ちます。
↓いいですなぁ自作LoRA。以下では挫折しましたが、いずれ必ず!
↓運よくわりと早く実現しましたよ。