やった! 大成功! って思ったんだけど並べてみるとそんなに変わらないかな?
例の作風プロンプトを追加したんですね。……まあでもこっちの方が良さげですよね
なんて言うか、背景が良くなった。ミノ子LoRAだけだと田舎っぽいが、作風プロンプトで都会っぽくなった
……すいませんね。田舎者で!
要約
PixAI.artのLoRA推奨モデルで高い再現性を確保しておいて、お好みモデル&作風プロンプトで雰囲気チェンジを狙う、題してハイパーチェンジ作戦を敢行します。それぞれのモデルの特徴を活かしつつ、良さげなAIイラストを生成してもらえます。
はじめに
LoRAを用いた生成には推奨モデルがありますが、雰囲気的には別のモデルが好き。そこで推奨モデルで再現性の高いAIイラストを生成して、再現の難しい部分以外にマスクをかけ好きなモデルで再描画してもらうモデルチェンジ作戦を前回実行しました。
作戦自体は大成功だったのですが、上手くいくと欲が出る。ということで今回は、再現性重視で長いこと封印していた「作風プロンプト」を使ってみます。
*PixAI.artではモデル選択の項目に権限が記載されるようになりました。それによると一部のモデルは商業利用NG、さらにはクレジット明記が必要になります。(2023年11月29日追記)
↓モデルチェンジをおこなった記事です。この時点でじゅうぶん良くね?
↓「作風プロンプト」とは何か? これこそPixAI.artの面白さだと思ってます。
ハイパーー、チェーーンジーー!!
モデルチェンジに作風プロンプト追加
まずは軽く前回のおさらい。
LoRA推奨モデルのひとつである「Moonbeam」で高い再現性のAIイラストを出力してもらい(左画像)、再現が難しい部分を残して他をInpainting機能マスク編集(真ん中画像)で書き換え。再描画は雰囲気が好みの「Anything V5」にモデルチェンジしています(右画像)。
今回はモデルチェンジの際に、当サイトお気に入りの「作風プロンプト」を適用してみます。追加するだけで格段に雰囲気が良くなる夢のようなプロンプトです。
PixAI.artでは生成されたAIイラストと一緒に、プロンプトを公開しているかたが多いです。お気に入りのプロンプトを参考にすれば、素人でもあっという間に神イラストを生成可能。当サイトでもこうやって手入れたプロンプトがあり、これを「作風プロンプト」と呼んでいます。
当サイトがお世話になっている作風プロンプト
Scenes with extreme detail {{{extremely detailed CG}}}}},{{8k_wallpaper}}, illustration, overexposure, dynamic angle, focus,((extremely delicate and beautiful fabric)) ((beautiful detailed background)), beautiful details in the wind, ((extremely delicate and beautiful fabric)),((beautiful detailed surround)), beautiful details in the wind,wide vision ,wide-angle, {{{masterpiece}}}}, {{{best quality}}}, {{{highres}}}, {{good anatomy}}, {{{hyper detailed}}}, extremely delicate and beautiful, ultra-detailed,beautiful, {{{beauty}}},original, extremely detailed ),best quality, loating,beautiful, {{{beauty}}}
……さんざんお世話になっていますが、本人もよくわからない単語が多いです。何しろお気に入りイラストのプロンプトから、雰囲気に関する部分だけど抜き出したものですから。ありがとうございます! お世話になっています!
入手の経緯と効果については当サイトの「PixAI応用編」をご覧ください。
モデルチェンジで用いたプロンプトは「girl 1, solo」だけでしたけど、このあとに「作風プロンプト」を追加しました。マスクも同じように、リボンと校章ワッペン以外全体を覆うようにして、もちろん「Anything V5」の「一括(x4)」生成です。
キタコレ! ……って思ったけど、よくよく見ると作風プロンプトなしとあんまり変わらない? 若干描き込みが細かくなって、はかない雰囲気な感じです。「Strength=0.6」だし、そこまで大きく変わらないみたいですな。
それでもやっぱりこっちの方が好みです。なのでハイパーチェンジ作戦も大成功! ってことで自己満足です。
細々修正
大成功なんですけど、いろいろと修正が必要です。まあ、このくらいのバラツキなら十分修正できそうな予感。まずはやっぱり髪の毛ですよね。プロンプトを「girl 1, solo, black short hair」+作風プロンプトに変更します。
ショートカットにはなりました。背景も鮮やかなままです。なんですけどちょっと自由過ぎますよね。ここはやっぱり「Strength」を下げて元画像に忠実にしますか。「0.6」⇒「0.5」に変更します。
あ、もうこれで完璧! 安定したし、どこからどう見てもミノ子だし、言うことなし!
……と思ったんですけど、良くなればなるほど細部に目がいきます。具体的には瞳の色。これは外せないですな。ここも元画像に忠実であってほしい、と思ったら元画像の青色に対して、本物のミノ子の瞳は緑色でした。
作った本人ですら気にしていないんですから、赤だろうが青だろうが問題ない。とは思いつつここまで来たらこだわりたい。変な所で凝り性なんですよ。
ネットで色見本と見比べるとミノ子の瞳の色は「ever green」が近そうな感じです。でもちょっとマニアックなので一般的な「dark green」も試します。
画像2
画像1
画像2
……「ever green eye」も「dark green eye」も再現性は高くありません。なんとなく認識されていない予感です。ということでおとなしく「green eye」に変更です。
はい来ました。画像2がドンピシャミノ子ですね。背景は画像1のほうがカッコいいけど、瞳の色が明るすぎです。ボタンも目立つし。ということで今回の決定稿は「Strength=0.5」のプロンプト「girl 1, solo, black short hair, green eye」+作風プロンプトです!
別の画像で挑戦
おまけ的チャレンジは別画像のハイパーチェンジです。これまでは「Moonbeam」で生成したAIイラストを使っていましたけど、これがLoRA推奨の別モデル「Neverland」とか「Whimsical」だったらどうなるか?
元画像は以前LoRAで生成してもらったそれぞれのモデルのパーフェクトミノ子です。今回の決定稿を使い。同じようにリボンと校章ワッペン以外全部をマスクで覆って、いざ、ハイパーー、チェーーンジーー!
おお、これはなかなか。それぞれのモデルの特徴を活かしつつ、イイ感じにハイパーチェンジしています。なんかひとり勘違いしている人がいますけど。サービス精神はありがたいのですが、そういうことじゃないのですよ。
ということでやっぱりハイパーチェンジ作戦も大成功です。LoRA推奨3モデルでそれぞれ魅力的なAI画像を生成してくれます。個人的には無難な「Moonbeam」が扱いやすそうですかね。だんだん方向性が定まってきましたよ。
まとめ
PixAI.artのLoRA推奨モデルで高い再現性を確保しておいて、お好みモデル&作風プロンプトで雰囲気チェンジを狙う、題してハイパーチェンジ作戦を敢行しました。それぞれのモデルの特徴を活かしつつ、良さげなAIイラストを生成してもらえます。
ここまで確認しておいたら、あとはもう自作LoRA学習ファイルの量産体制に入っても良いのでは? なんて思っています。
↓機能色々でホント助かってます。
↓シーンに合った元画像をどうやって得るか? 「ご参考までに」機能に期待したいです。
↓今後ますます活躍してもらう予定です。
↓別キャラでも試しましたよ。
↓キャラクターによってハイパーチェンジのプロンプトも変える必要がありそうです。
↓もちろんハイパーチェンジは実戦でも大活躍ですよ!