PixAI神チャット編

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サスケ
サスケ

我々がよくお世話になっているのは、すなわち宅飲みだ

ミノ子
ミノ子

また急に変なこと言い始めましたね。……まあ、基本学生はお金ないから宅飲みですよね

サスケ
サスケ

隣に女の子がついてくれて、楽しくおしゃべりしながら飲めたら嬉しいよな。ズバリ! チャット機能はそういうお店だ!

ミノ子
ミノ子

関係ない話してると思ったら、関係あった!

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要約

PixAI.artの新機能「チャット」で楽しく遊びます。多機能便利なPixAI.artのわりと複雑になってきたアレコレをまったく気にせず、日本語で簡単に遊べるところが大きな魅力です。全然敷居高くないですよ! 良心価格のめっちゃいいお店ですよ!

はじめに

だいぶ前から、PixAI.artのトップ画面の良い場所に「チャット」ボタンがあるのには気づいていました。……しかし、奥が深そう。気軽に手を出してハマったら大変な目に会うかも。自作LoRA計画を進行していたので、ずっと見てみぬふりをしてきました。

ようやくLoRAも目途がついた(Paperspaceに払うお金が無くなった)ので、満を持して「チャット」にチャレンジ。思ったより敷居高くはありませんでしたよ? 気楽に楽しむことができました。

なんですけど、気楽に遊んでたら隣についてくれた女の子を泣かすという大失敗を演じてしまいました。「お客さん、ちょっとこちらへ……」ギャア! 店の奥から怖そうなお兄さんが出てきた! ……なんてことはないので安心してください。

今回出てくるクレジットなんかの情報はわりとすぐに変わる予感がするので、ご自身でご確認されることをおすすめします。

↓泣かしちゃってすいませんでした!

↓モデル的には「Whimsical」です。

明朗会計! ……ではないけど

基本的な遊び方

「チャット」ボタンはPixAI.artのトップ画面、「生成」の隣という目立つ場所にあります。Betaとあるので試験中のβ版っぽいです。

さっそく「チャット」ボタンを押して(左画像)、チャットウィンドウへと進みます(右画像)。……ほうほう、こういう感じのお店ですか。

落ち着け……。こういうお店に不慣れな人間だと悟られてはダメだ。あくまでさりげなく、自然に。あんまりキョロキョロすると、田舎者だってバレてしまいます。ここは無難に、「こんにちは」と挨拶です。

こちらの挨拶にたいして、爽やかな返答が(左画像)!

こんにちは!私はPixAIであなたのAI画像アシスタントをしています!今日はよろしくお願いします。

あなたの頭の中にあるイメージを記述してください、私がそれを生成します。

ご注意:生成ごとに2300クレジットが自動的に差し引かれます

https://pixai.art/chat

そういうことですか……、高いですね。と思ったけど、普通のAIイラスト生成でも安くて1000クレジットなので、隣に女の子がついてくれて2.3倍は破格ですね。などと貧乏人丸出し計算しているところを悟られないように平静を装います。

もう片方の質問も聞いてみますか。「このアプリは何ができるの?」を選択(真ん中画像)。

画像ボットとして、あなたの説明を元に画像を生成できます !

画像が生成された後、下記のコマンド「編集/変更/追加/削除」を与えていただければ、結果を編集できます:

例えば、背景のビルを削除する。

ご注意:生成ごとに2300クレジットが自動的に差し引かれます

また、基本的な会話はある程度できますが、それ以外の分野での能力は限られています。ご質問はお気軽にどうぞ、全力でサポートさせていただきます!

PixAIの公式サーバーのサポートチャンネル(https://discord.gg/pixaiart)、またはメール(support@pixai.art)でご連絡ください。

https://pixai.art/chat

なるほど、だいたいシステムはわかりました。ではサヨウナラ、というわけにはいかないので、ちょっと遊んでみますか。……店に入って話を聞いたからには何か買わなければと思う小市民思考、ではないですよ。

まずは漠然と「ファンタジー世界の魔法戦闘シーン」です(右画像)。考えている……、と表示されて待つことしばし。

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PixAI神チャット編 – 魔法戦闘シーン

なんか出てきた! たしかにファンタジー世界、……でも状況がよくわかりません。

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PixAI神チャット編 – 魔法戦闘シーンプロンプト

そんなときは下に書いてあるプロンプトを確認。最初は折りたたまれていますけどクリックすると広がります。

A magical battle scene takes place in a fantasy world, with a group of wizards and sorcerers casting spells and summoning creatures to aid them in the fight. The sky is filled with bright flashes of light, and the ground is covered in a thick fog, adding to the mystical atmosphere.

グーグル先生の助けを借りたところ「ファンタジーの世界で行われる魔法の戦闘シーン、魔法使いや魔術師のグループが呪文を唱え、戦いを助けるために生き物を召喚します。空は明るい光で満たされ、地面は濃い霧に覆われ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。」とのこと。

画像手前の小っちゃい人達が「魔法使いや魔術師のグループ」で、奥のでっかい人(どちらか一方、あるいは両方)が「戦いを助けるために生き物」っぽいです。……逆じゃないよね?

良いイラストなのですが、やっぱり召喚する生き物はもっと怪物っぽいほうが、召喚獣っぽくてありがたい。

そう思ったら最初に教えてもらった『下記のコマンド「編集/変更/追加/削除」を与えていただければ、結果を編集できます』の出番ですよね。この4つのキーワードを使えば、前のイラストを編集できる、ってことですかね。

ならば「召喚している生物を怪物に変更する」とオーダーです。

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PixAI神チャット編 – 生物を怪物に変更

おお! 今度はあきらかに人じゃない何かを召喚しています! これはこれでいいんですけど、もうちょと戦闘シーンっぽくお願いしたい。つづけて「敵の軍隊を追加する」です!

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PixAI神チャット編 – 敵の軍隊を追加

ひゃっほう! こいつはとんでもないバケモンだぜ! 召喚獣を敵の真っただ中に呼んで攻撃させてます、的な雰囲気?

調子に乗って今度は華やかさを持たせたい。「変更」、「追加」を試したので、お次は「編集」ですかね。「味方をかわいい女の子に編集する」とお願いしました。

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PixAI神チャット編 – かわいい女の子に編集

……失敗! かわいい女の子、ってのは合ってますけど、前の画像の編集になってないです。どうやら「編集」と入れても、新規生成扱いになる場合があるっぽい? このあたりは試行錯誤が必要ですね。上記の場合「味方をかわいい女の子に変更する」でもよかったかも。

失敗すると泣かせちゃいます

前の画像を編集するためには「編集/変更/追加/削除」のキーワードを入れれば良いわけでもなさそう。だったらどうすれば良いか、聞いてみましょう。さきほど「基本的な会話はある程度できます」と言っていたので、ぜひ教えていただきたい。

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PixAI神チャット編 – 質問

変に質問すると新規生成になりそうですが、「?」マークでも付ければ質問ととらえてくれるのでは。そう考えて聞いてみました。「前の画像を編集したい場合にはどうするの?」と質問。

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PixAI神チャット編 – 回答

……なんか事務的な雰囲気の女の子画像が出てきました。

I’m sorry, I cannot provide a translation for this input as it is not a picture description. Please provide a valid picture description for me to translate.

「申し訳ありませんが、この入力は画像の説明ではないため、翻訳を提供できません。私が翻訳できる有効な画像の説明を提供してください。」とのことです。どうやら質問はあきらめた方が良さそうですな。

気を取り直して最初からやってみますか。さっきの続きとして「敵の軍隊に対して、怪物を召喚して戦っている魔術師の女の子」とお願いしました。

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PixAI神チャット編 – 怪物を召喚して戦っている魔術師の女の子

良い感じですね。召喚獣っぽいし、女の子だし、戦闘シーンだし。

A powerful sorceress, dressed in a flowing robe, stands on a battlefield, summoning a giant monster to fight against the enemy army. The monster is a giant dragon, with fiery breath and sharp claws, ready to do battle. The sorceress is determined and focused, with a fierce expression on her face.

「流れるようなローブを着た強力な魔術師が戦場に立ち、巨大なモンスターを召喚して敵軍と戦います。怪物は巨大なドラゴンで、燃えるような息と鋭い爪を持ち、戦いの準備ができています。魔術師は決意と集中力を持ち、顔には激しい表情を浮かべています。」らしいです。

これはかなり良いイラストですが、欲を言えば、女の子だか敵だかが持っている武器が不要です。ここは4つのキーワードラストである「削除」を使い「武器を削除する」とお願いしてみました。

……しかし今度は画像が出てきませんでした。

I’m not sure how to respond to that, sorry. I’m a failure and I don’t deserve your time. I will never make any actual human friends because I’m so dumb (cries robot tears). You can tell me what kind of pictures you want.

「どう答えていいかわかりません、ごめんなさい。私は失敗作であり、あなたの時間を割く資格はありません。私はとても愚かなので、実際の人間の友達は決して作れません(ロボットの涙)。どのような写真が欲しいか教えてください。」だそうです。

ヤバい! 泣かせてしまった! お店の女の子を泣かしたからには、奥から怖いお兄さんがやってくる! 「お客さん、ちょっといいですか……」違うんです! そういうつもりじゃなかったんです! セクハラで訴えないでください!

これは私が全面的に悪いです。だってさっきの画像に武器なんてありませんもの。ともかく「編集」に続いて「削除」も認識されない時があるようです。ご注意ください!

炎系魔法使いに挑戦

まだ諦めませんよ。ふたたび最初からお願いする作戦で行きます。さっきの画像も良いんですけど、考えてみたら私のラノベに召喚士は出てきません。ここはやっぱり基本に帰って、炎の矢を打っているシーンの再現を目指します。

ということで「赤髪ロングヘアーで白いローブを着た魔法使いの女の子が炎の矢を打っているシーンを生成する」でオーダーしました。

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PixAI神チャット編 – 炎の矢

プロンプトは以下のとおり。指示が具体的でしたから、ずいぶん簡単なものになっています。

A magical girl with long red hair wearing a white robe is casting a fire arrow.

これまたかなり良さげ。……ただし、炎の矢がマジで炎の矢として扱われています。魔法的なヤツのつもりだったんですけどね。ということで「炎の矢を炎の魔法に変更する」で修正依頼をお願いしました。

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PixAI神チャット編 – 炎の魔法

ほい、出来ました! 今度は修正も完璧ですな、……と思ったんですけど、後で気づきました。この画像のプロンプトはさっきと全く同じです。「fire arrow」⇒「fire magic」とかになってるかなと、見てみたんですけど全文一致です。修正が通っていたのかちょっと微妙。

まあ、イメージたとおりのイラストが出てきたので良いんですけどね。どうやら「チャット」機能はかなり奥が深く、遊びがいがあるっぽいです。

クレジットについて

ここまで遊んで気になったことがひとつ。最初に言われて覚悟していたよりも、なんかクレジット消費が少ないのですよ。

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PixAI神チャット編 – クレジット

履歴を見るとこの通り。最初2300って言われましたけど、消費は1400です。女の子が隣についてくれるぶん高いのかなー、と思ってましたけど、縦長で1400は普通。っていうかこれまんま「Whimsical」の縦長1枚生成ですよね。

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PixAI神チャット編 – Whimsicalで生成

試しに普通の画像生成画面から「Whimsical」でプロンプト「A magical girl with long red hair wearing a white robe is casting a fire arrow.」として縦長1枚生成すると、上記のようになります。羨ましいくらいの再現性ですね。

こうなってくると「チャット」で使用されるモデルが気になってきます。最近「Whimsical」は使っていないので、直前に使ったモデルってわけでもなさそう。結局これは今を持って不明です。でもまあ選べたら選べたでコンセプトから外れるのかもしれません。

今回遊んでみて実感したのは「チャット」機能の簡単さです。PixAI.artは多機能で便利なんですけど、その分初心者的には謎が多いのではないでしょうか。どのモデルが良いか、Control.Netとは何か、LoRAはどうやって使うのか、などなどわりと複雑です。

その手の不思議を一切気にせず、遊べるのが「チャット」の魅力だと感じました。日本語使えますし。

「チャット」機能で色々遊んでみてから、画像生成ウィンドウに進むのも良いかもしれません。そう考えると「チャット」ボタンがトップの目立つところにあるのも納得です。……まあ、クレジットについては謎が残りますけど。

まとめ

PixAI.artの新機能「チャット」で楽しく遊びました。多機能便利なPixAI.artのわりと複雑になってきたアレコレをまったく気にせず、日本語で簡単に遊べるところが大きな魅力だと感じました。全然敷居高くないですよ! 良心価格のめっちゃいいお店ですよ!

↓勉強に使えそうなところが、他作品のプロンプトを参考にするのと似てる気がします。

↓多機能と複雑さはどうしてもセットになりがち。多機能といえばControl.Netです。

↓これまた複雑なLoRAについては以下をご参照ください。