残念なことにPixAIのモデル一覧から「Anything V4.5」がなくなりました……
まあ「Anything V5」があるから良いっちゃ良いんだけどな
私たちって「PixAI.artは一日十回くらい無料で遊べる!」って言ってますけど、今後はウソになります? 他のモデルだと九回しか遊べませんよね?
愚か者! 九回はだいたい十回だ!
要約
8月頭におこなわれた更新により、PixAI.artのモデルが新しくなりました。同一プロンプトで生成されるイラストを紹介し、それぞれの違いを示すとともに、必要なクレジットの値を表にまとめます。
はじめに
8月1日か、ひょっとしたら7月末かもしれませんけど、いずれにせよPixAI.artのモデルが新しくなりました。モデルのバージョンアップもありますし、好まれるAIイラストの傾向には移り変わりがあるでしょうから、定期的な入れ替えはありがたいことです。
今回個人的に大きかったのは「Anything V4.5」がなくなったことです。また、クレジットの違いもかなり単純になり、より分かりやすくなってます。
*PixAI.artではモデル選択の項目に権限が記載されるようになりました。それによると一部のモデルは商業利用NG、さらにはクレジット明記が必要になります。(2023年11月29日追記)
↓PixAI.artの基本的な使い方はこちら。
↓応用的な使い方はこちらをご参照ください。
新しいモデルリスト
モデルの検証
最大のニュースは「Anything V4.5」がなくなったこと。バージョン違いがふたつあったのはAnythingだけでしたけど、今回の更新でAnythingも「Anything V5」のみになりました。
「Anything V4.5」の特徴は圧倒的なコスパでした。1000クレジットで、割引適用なら「一括(×4)」が可能なので、よくお世話になっていました。最近はLoRAばかりなので、ご無沙汰でしたけど、4コマ漫画とかほとんど「Anything V4.5」でした。
その他「Cetus-Mix Coda2」、「Vela Mix」、「Lux」、「Anigma」、「AbyssOrangeMixV3」、「PixAI Asian Real V3.0」、「Pixai Real V3.0」の七つも落選。計八つがリストから除外された形となります。
もちろんモデルマーケットに行けば「Anything V4.5」はしっかりあります。なので、あの絵柄が好みだったって人も安心ですよ。
追加は「Diamond」、「Hassaku」、「SeasideMix」、「Midsummer」、「Dreamboat」、「majicMIX realistic」、「PixAI Real Asian Style」、「Pixai Real V4.0」、「PixAI Real Western Style」の九つです。
「PixAI Asian Real V3.0」は「PixAI Real Asian Style」に、「Pixai Real V3.0」は「Pixai Real V4.0」にそれぞれバージョンアップって感じですかね。
前回五月に紹介したときから一つ増えて、全部で十四モデルです。……「PixAI Real Western Style」はだいぶ前からあったのを、紹介サボっていただけですけど。いずれにせよ相変わらず無料で遊べるとは思えない充実ぶりです。
それでは検証です。最初は単純なプロンプトで「smile, black short hair, white robe」のみ。画像サイズは512×512、その他はデフォルト状態です。継続モデルは前回の画像を流用します。
リアル系が増えた? 前回「PixAI Asian Real V3.0」、「Pixai Real V3.0」の二つだけだったリアル系が、「Dreamboat」、「majicMIX realistic」、「PixAI Real Asian Style」、「Pixai Real V4.0」、「PixAI Real Western Style」の五つに勢力拡大です。
「Midsummer」と「Daydream」もガチのアニメ系ではなく、リアルっぽい方向に寄せている気がします。最近の傾向ってそっちなんですかね? PixAI.artの投稿とか見ていると圧倒的にアニメ寄りなので、より広い視点での傾向はさっぱりなのですよ。
「Diamond」は「Moonbeam」、「Neverland」、「Whimsical」に近いですけど、色も線もくっきりはっきりな印象。「Hassaku」はこれらの特徴を残しつつ、もっと幼めのアニメ寄りにした感じ。「SeasideMix」は年齢層高めアニメ? などと勝手に思っています。
個人的に驚いたのが「PixAI Real Western Style」です。てっきり油絵が出てくるのかと思っていたんですけど、欧米スタイルのリアル系なんですね。まあいずれにしろ、私のラノベの挿絵とは関係薄そうですけど。
お次は当サイトでよく使っている作風プロンプトを追加して検証。
作風プロンプト
Scenes with extreme detail {{{extremely detailed CG}}}}},{{8k_wallpaper}}, illustration, overexposure, dynamic angle, focus,((extremely delicate and beautiful fabric)) ((beautiful detailed background)), beautiful details in the wind, ((extremely delicate and beautiful fabric)),((beautiful detailed surround)), beautiful details in the wind,wide vision ,wide-angle, {{{masterpiece}}}}, {{{best quality}}}, {{{highres}}}, {{good anatomy}}, {{{hyper detailed}}}, extremely delicate and beautiful, ultra-detailed,beautiful, {{{beauty}}},original, extremely detailed ),best quality, loating,beautiful, {{{beauty}}}
この入手経緯については以下をご参照ください。
見直しが必要、とか言っておきながら、ずっとお世話になっています。他にやりたいことがたくさんあるので、そちらを優先させてます!
傾向はだいたい同じです。相変わらず作風プロンプトとの相性的にも、私個人の好み的にも「Anything V5」が圧倒的。
あと気になったのは、作風プロンプトによってほとんどのイラストが儚く、繊細な感じになっている中で、「PixAI Real Western Style」だけ強そうな雰囲気のまま。銃とかガンガンぶっ放しそうな女性ですよね。
モデルとクレジット
必要なクレジットは画像サイズ、メール認証ありなしで変わります。メール認証の方法については以下の記事をご覧ください。
まずは画像サイズ512x512pixelメール認証なしです。
続けて画像サイズ512×768(横長)、あるいは768×512(縦長)メール認証なしです。
本命、画像サイズ512x512pixelメール認証あり。
ラストは画像サイズ512×768(横長)、あるいは768×512(縦長)メール認証ありです。
「Anything V5」か、それ以外かって感じですね。なんかだんだん表にする意味がなくなってきた気もします。これまではもうちょっと細かく必要クレジットが分かれていましたが、二種類という明朗会計システムになってます。
相変わらず「一括(×4)」のお得感はすさまじいですし、メール認証すればさらにおトクにたくさん遊べます。
……ということで特に意味はないですけど、検証ばかりでストレスが溜まるといけないから、お気に入りの「Anything V5」で「一括(×4)」生成だ!
相変わらず圧倒的! ……唯一の弱点はセンシティブ画像が出やすいことですかね。4枚生成してもらって、3枚しかアップできないのはそのためだったりします。
まとめ
8月頭におこなわれた更新により、PixAI.artのモデルが新しくなりました。同一プロンプトで生成されるイラストを紹介し、それぞれの違いを示すとともに、必要なクレジットの値を表にまとめました。
当サイトではこれまでどおり、LoRAを「Moonbeam」で生成してもらって、「Anything V5」でハイパーチェンジですから、大きな影響はなさそうです。
そうは言っても、小物の生成でお世話になっていた「Anything V4.5」がなくなったのは痛いですし、4コマ漫画を作ろうと思ったら大ダメージです。ホント、「Anything V4.5」には今までお世話になりました。ありがとうございます!
↓PixAI.artの始め方は以下をご参照ください。
↓ちょっと前までのモデルはこちら。
↓当サイトがお世話になってるモデルと主な使い方はこちら。