昨日の夜、総菜屋の前で長いことボーっとしてたよな。アレなんだ?
ギクッ! 見てたんですか!? えーっと、アレは、その……
いいよな。……半額シール!
……同志よ!!
要約
PixAI.artのモデルについて実際にAIイラストを生成してもらって検証します。また、それぞれのモデルとクレジットの値を示し、新機能である画像生成枚数「一括(x4)」と「単一」の比較をおこないます。
さらにメール認証の方法を紹介し、これによって割引されるオトクな「一括(x4)」必要クレジットについても記載します。
はじめに
*この記事に書かれているモデルリストとクレジットの情報は更新されています。当サイトでチェックした最新の情報は以下をご確認ください。(23/08/05記)
ここ数日の更新で、PicAI.artのモデル選択画面が変わりました。これまでの文字だけリストから、画像付きのフレンドリー仕様にチェンジです。
そのあおりをくらって当サイトでよく世話になっていた「Anything V3.0」が消えました。ちょっと残念ですけど、これまでモデルの検討をしたことはなかったので、これを機にひととおり試してみました。
ついでと言っては何ですけど、それぞれのモデルごとに必要なクレジットを確認。さらに最近追加された「一括(x4)」のクレジットをチェックし、割引のおトクさを示します。上手く使えば半額シールどころの騒ぎじゃないですよ。
今回の記事では必要クレジットとしてたくさん数値が出てきますが、これらは2023年4月28日の値です。おそらくそのうち変わるんじゃないかなー、って思ってます。参考にとどめていただいて、実際の生成の際には数値をご確認ください。
↓何でもいいから使い方はよ! って方は以下をご参照ください。
変更点
まずは今回の変更点を確認します。
気になるのは画像生成枚数の「一括(x4)」と「単一」です。モデルの選択は文字だけリストから、実際のイラスト入りリスト変更。より分かりやすくなりました。
地味に「マーケットからのモデル」がありますが、まだ一覧には何も入っていないみたいです。おそらくここがモデルマーケットと連動して、プルダウンリストからいくつか選べるようになるのでは、と思っています。モデルマーケットについては以下に詳しいです。
ということで今回はモデルの検証をおこなって、その後クレジットについて示していきたいと思います。
モデルの検証
単純な検証
最初は単純なプロンプトで検証しました。「smile, black short hair, white robe」のみで、画像サイズは512×512、その他はデフォルト状態です。
基本的にみんなかわいい。これが無料のAIイラストメーカーってのが今でも時折信じられなくなるレベルです。
「Anything V5」、「Cetus-Mix Coda2」、「Vela Mix」あたりが良さげですが最もお気に入りは「AbyssOrangeMixV2」です。「Pastel PixaiMix V2.1」も味があっていい感じです。「Pixai Asian Real Mix V2.0」も面白いけど写真にしか見えない。
「Pixai Real V3.0」は好みが分かれるところかと思います。「Counterfeit v2.5」の女の子はあきらかに酔ってますよね。「Fantexi v0.8」は近付いたらヤバい人妻っぽくてなんか怖いです。
作風プロンプトありで検証
お次は当サイトでよく使っている作風プロンプトを追加して検証。
作風プロンプト
Scenes with extreme detail {{{extremely detailed CG}}}}},{{8k_wallpaper}}, illustration, overexposure, dynamic angle, focus,((extremely delicate and beautiful fabric)) ((beautiful detailed background)), beautiful details in the wind, ((extremely delicate and beautiful fabric)),((beautiful detailed surround)), beautiful details in the wind,wide vision ,wide-angle, {{{masterpiece}}}}, {{{best quality}}}, {{{highres}}}, {{good anatomy}}, {{{hyper detailed}}}, extremely delicate and beautiful, ultra-detailed,beautiful, {{{beauty}}},original, extremely detailed ),best quality, loating,beautiful, {{{beauty}}}
この入手経緯については以下をご参照ください。
好みの作風にしてくれるプロンプトで気に入っているんですけど、長いですし検証が必要かなとは思ってます。とりあえず今回はこのまま。
作風プロンプトのお陰で好みの画像になっていますが、傾向はだいたい同じです。
「Anything V5」、「Cetus-Mix Coda2」、「Vela Mix」はもはや圧巻レベル。これでなお「AbyssOrangeMixV2」を推すのは趣味の問題です。「Pastel PixaiMix V2.1」も捨てがたい。「Pixai Asian Real Mix V2.0」は相変わらず写真。
「Pixai Real V3.0」はさっきよりずいぶん美人。ほくろがリアルです。「Counterfeit v2.5」は今回も個性的に仕上げてくれました。「Fantexi v0.8」の近付いたらヤバい人妻っぽさは不変です。
個人的に残念なのが「Anything V4.5」です。以前愛用していた「Anything V3.0」に比べて、何となくのっぺりした印象でイマイチ。なんなら「AbyssOrangeMixV2」のほうが「Anything V3.0」に近いような気もしてきます。
……しかし後述の理由で「AbyssOrangeMixV2」のハードルは高いのですよ。
クレジットについて
単価とセット料金
これらのモデルを使ってAIイラストを生成してもらうのですが、モデルによって必要なクレジットが異なります。たとえば「Anything V4.5」は安いけど、「AbyssOrangeMixV2」は高い、みたいな。
512×512(正方形)でお願いする際の、画像生成枚数「一括(x4)」と「単一」でそれぞれ必要クレジットは以下の通りです。
セットにするとおトクですよ、ってのは世の習いです。一枚当たりのクレジットが約35%オフになる中、圧倒的なのは「Anything V4.5」の45%オフですよね。半額シール間近の出血大サービスです。
これが512×768(横長)、あるいは768×512(縦長)ですと以下のようになります。
だいたい25%オフって感じですかね。そんな中「Anything V4.5」は37.5%オフです。まあよほどのことがない限り正方形が好きなんですけどね。
ということで安さの「Anything V4.5」か、あるいは好みで「AbyssOrangeMixV2」か。1000クレジットvs1400クレジット、悩ましいところです。
皆さんも好みのモデルを見つけて、クレジット消費と相談して、楽しいAIイラストライフを過ごしてください! ……しかし、この話にはまだ続きがあったりします。
さらなるおトク技
特に気にしてなかったのですが「生成しましょう!」ボタンの上に、「メール認証でクレジット割引を受ける」とあります。メールだったら以前登録したはずだけど……、と思いつつクリックするとプロフィール画面に飛びます。
するとメールアドレスの横に「検証されていない」と出ています(左画像)。これをクリックするとメールを送ることができ、確認すると「検証済み」になります(真ん中画像)。もしやと思って見てみると「一括(x4)」の必要クレジットが下がっていました(右画像)!
どうやら「単一」は不変で「一括(x4)」のみ変化しているみたいです。具体的には512×512(正方形)で以下のとおり。
軒並み60%越え、「Anything V4.5」にいたっては65%オフです。もはや何かの間違いじゃねレベルの割引になっています。
512×768(横長)、あるいは768×512(縦長)ですと以下のようになります。
これまた60%前後の値が並んでいます。まあたぶんあまり使いませんけど。
100円の普通においしいたい焼きを買うか、130円のプレミアムたい焼きを買うか迷っていたら、「普通たい焼きは4個で140円ですよ」って言われたようなものです。そりゃ普通たい焼きを買うに決まってるじゃないですか。
いくらケチな当サイトでもこれには参りました。ケチゆえに割引に弱い。PixAI神はAIイラストだけではなく、商売も神レベルのようですな。
ということでさっそくお願いしました。作風プロンプトありの「Anything V4.5」です。
1400クレジットでご覧のとおりです。もともと感じていたのっぺり感はしょうがない。しょうがないけど、これだけいっぺんに生成してもらえるのはありがたいです。「色々工夫したけど結局微妙に違うだけの画像が出てきた」現象を避けられるのは素直に嬉しい。
クレジットに余裕のあるうちは、ちょっとこれで試してみようなーと思っています。
メールを登録している人はぜひ認証を試してみたはいかがでしょうか。っていうか、どうせIDとして使っているのでしょうから、この機会にやっておいては損はないはず。おトクにAIイラストライフを楽しんでください!
まとめ
PixAI.artのモデルについて実際にAIイラストを生成してもらって検証しました。また、それぞれのモデルとクレジットの値を示し、新機能である画像生成枚数「一括(x4)」と「単一」の比較をおこないました。
さらにメール認証の方法を紹介し、これによって割引されるオトクな「一括(x4)」必要クレジットについても記載しました。
なんだかんだ言ってガチャ的要素はあるので、最初からある程度ばらけた雰囲気の画像を4枚生成してくれて、コストの上昇を抑えられるのはありがたいのひとこと。
ということで「一括(x4)」生成で、ラノベ挿絵も4コマ漫画も効率化を図りたいです!
↓最新のモデルはこちら! ……って言っておいてわりとすぐに更新されたりして。
↓でもAIイラストで何するのさ? って思ったかたはこちら。
↓面白そうだけど、権利関係とかどうなのよ? と気になったかたはこちら。
↓ちょっと前に追加された新機能「ポーズを選ぶ」についてはこちらをご参照ください。